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サイドパネルでMastodonを表示できるようになった「Vivaldi 5.6」が正式公開

タブスタックをピン止めする機能も追加

「Vivaldi 5.6」

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは12月7日(現地時間)、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v5.6を正式公開した。今回のアップデートでは、サイドパネルに独自のMastodonインスタンス「Vivaldi Social」を組み込むなどの新機能が追加された。

MastodonインスタンスVivaldi Socialがサイドバーに

 サイドパネルにMastodonのインスタンスを表示する機能が組み込まれており、同社の運営するインスタンス「Vivaldi Social」を表示できる。WebブラウザーにMastodonを組み込んだのは、ブラウザー界で初の試みだとしている。また、ほかのMastodonインスタンスをウェブパネルとして追加することも可能。

サイドパネルにMastodonの「Vivaldi Social」インスタンスを表示

タブスタックをピン留め

 タブのピン留め機能をさらに拡張し、複数のタブをグループ化したタブスタックもピン留めできるようになった。タブスタック上で右クリックし、コンテキストメニューから[タブをピン留め]オプションを選択すると、タブスタックがアイコン化してタブバー上のスペースが解放される。タブスタックには二段型、アコーディオン、コンパクト型の3種類の表示方法があるが、どの方法に設定していてもピン留めすることが可能だ。

タブスタックのピン留め

使いやすく生まれ変わった設定画面

 設定画面の見直しによって、使いたい機能や設定をすばやく見付けられるよう、カテゴリごとに色分けされたカラフルな機能アイコンが追加された。設定から元のデザインに戻すことも可能。

設定画面へカテゴリごとに色分けされた機能アイコンが追加

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの機能を多く取り入れているのが特徴だ。

 Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8//8.1/10/以降で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 6以降と最新のChrome OSで利用できる。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.6.2867.36(22/12/07)