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選択テキストへジャンプする「Google Chrome」互換URLを生成可能になった「Vivaldi 5.4」

「Vivaldi メール」の速度とパフォーマンスも向上

「Vivaldi 5.4」

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは8月10日(現地時間)、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v5.4を正式公開した。最新版では選択したテキストの位置へジャンプできるURLを生成できるようになるなどの新機能が追加されている。

選択テキストへのURL生成

 選択テキストへのURL生成は右クリックメニューから利用可能。生成されたURLへ移動すると当該ページに移動して選択テキストの位置へページがスクロールするとともに、選択していたテキストがハイライトされる。生成されたURLは、「Google Chrome」や「Microsoft Edge」と互換性があり、これらのWebブラウザーでも同じように利用可能だ。

生成されたURLへ移動すると選択していたテキストがハイライトされる

 さらに、サイドバーでコンパクトにWebページを表示する「ウェブ パネル」にミュート機能が追加され、音声をOFFにできるようになった。セキュリティ関連では、[設定]-[アドレスバー]画面の[セキュリティ機能]領域に[常に安全な接続を使用する]オプションが追加され、URLでHTTP接続が指定されていても自動でHTTPS接続を試みることが可能になった。HTTPS接続ができない場合には警告が表示される。

パネルをミュート可能に
[設定]-[アドレスバー]画面の[常に安全な接続を使用する]オプション

 そのほか、左右のマウスボタン一方を押しながら他方を押すことでコマンドを実行できる「ロッカージェスチャー」で、割り当てるコマンドを変更できるようになった。[設定]-[マウス]画面の[ロッカージェスチャー]領域からカスタマイズが可能だ。

ロッカージェスチャーに割り当てるコマンドを変更できるように

 加えて、前バージョンでついに正式実装された「Vivaldi メール」もブラッシュアップされており、多くの問題が修正されたほか、スピードとパフォーマンスが向上している。

「Vivaldi メール」もブラッシュアップ

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。

 Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8//8.1/10/以降で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 6以降と最新のChrome OSで利用できる。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.4.2753.33(22/08/10)