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IPAがセキュリティ情報の収集ツール「mjcheck4」を公開 ~Adobe AIR製の旧版は廃止

脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」の膨大なデータをフィルタリング

IPA、セキュリティ情報の収集ツール「mjcheck4」を公開

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は3月29日、セキュリティ情報の収集ツール「mjcheck4」を公開した。「Adobe AIR」で動作していた「mjcheck3」の後継で、機能も拡張されているという。

 「mjcheck」は、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」に登録されているデータを「MyJVN API」で取得・フィルタリングして閲覧するためのツール。自社で利用している製品をあらかじめ「グループ」として登録しておけば、それに関連するセキュリティ情報をいち早く取得できる。メールで通知したり、CSVフォーマットでエクスポートすることも可能。

自社で利用している製品をあらかじめ「グループ」として登録しておけば、それに関連するセキュリティ情報をいち早く取得できる

 最新版の「mjcheck4」では、アプリ開発プラットフォームとして「.NET Framework 4.8」「.NET 6」を採用。フィルタリング項目の拡充やSBOM(Software Bill of Materials)が記述されたファイルのインポート・エクスポートへの対応が行われた。

注意警戒情報。様々な条件でフィルタリングが可能

 「mjcheck4」の対応OSは、「Windows10 バージョン 21H2」以降および「Windows11 バージョン 21H2」以降。現在、「JVN iPedia」から無料でダウンロードできる。

 なお、旧版の「mjcheck3」は同日付けでサービスの提供を終了した。脆弱性対策情報ダッシュボード「mjdashboard」も廃止されているので、利用中の場合は注意したい。

ソフトウェア情報

「mjcheck4」
【著作権者】
独立行政法人 情報処理推進機構
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.0.0(23/03/29)