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大量のリンク切れをIPAが謝罪 ~重要コンテンツは原則、全件リダイレクトへ

「脆弱性対策情報」や「情報処理安全確保支援士」、白書などが対象

IPAによる声明

 Webサイトのリニューアルで大量のリンク切れが発生している件に関し、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月3日、謝罪の文書を公表した。IPAのコンテンツが資料として社内で活用されており、大きな影響がでるという認識が不十分であったとし、コンテンツへのアクセスを確保するため、リダイレクトの追加対応を早急に進めていくとしている。

 IPAはユーザーがより快適にWebサイトを利用できるよう、マルチデバイス対応を行うとともに、掲載内容やサイト構造の見直しなどを行ったが、その過程でURLの多くが変更され、アクセス不能となった。安定的なレスポンスの確保を考慮した上で一部のコンテンツはリダイレクトの対象となっていたが、ユーザーからは不十分だという不満が多く寄せられていた。

 IPAによると、「脆弱性対策情報」や「情報処理安全確保支援士」、白書など重要度の高い事業について、原則として全件をリダイレクト対象とし、順次対応していくとのこと。また、削除された過去のコンテンツについては国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業「WARP」(ワープ)も活用してほしいとしている。