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みんなでブラウジングを共有できる「Microsoft Edge Workspaces」が限定公開プレビュー

一緒に旅行の計画を立てるときなどに便利

「Microsoft Edge Workspaces」の限定パブリックプレビューが開始

 米Microsoftは4月5日(現地時間)、「Microsoft Edge Workspaces」の限定パブリックプレビューを発表した。「Edge Workspaces」は昨秋開催された年次イベント「Microsoft Ignite 2022」で発表された機能。当面は招待制となるようで、実際に利用できるようになるまでにはまだ時間がかかると思われるが、ようやくその全貌を目の当たりにできるようになる。

 「Edge Workspaces」は、「Edge」のタブをウィンドウへひとまとめにし、名前を付けて管理できる機能。ウィンドウには他のユーザーを招待して、ブラウジングを共有できる。

 たとえば旅行の計画を立てるときは宿泊施設や交通機関、観光スポット、食事などについて調べるが、そのタブを「旅行」という名前のウィンドウ(ワークスペース)で管理し、他のタスクと分けることが可能。旅行を共にする仲間がいれば、そのワークスペースに招待して一緒に旅行プランを練ることができる。わざわざURLを送ったりする必要はない。

 また、お気に入りやブラウジングが自動で同期されるのも便利。タスクリストや宿泊先へのリンクをお気に入りに保存して共有したり、仲間同士で同じ画面を見ながら移動ルートを検討したりといったことが手軽に実現できる。少し席を外してから戻ったときもブラウジングが更新されるので、リロードを忘れて古い情報を見ていたなどというミスも防げる。

 もちろんプライバシーとセキュリティにも配慮されており、パーソナルな閲覧履歴やログイン情報、Cookieなどが共有されることはない。共有されるのはあくまでも「ワークスペース」におけるアクティビティのみだ。ただし、利用の際は「Microsoft アカウント」でのログインが必須となる。

 パブリックプレビューに参加するには、「Edge」v111.0.1661.51およびそれ以降へアップデートし、「Microsoft アカウント」でサインインする必要がある。参加できるようになると、招待状を5件までワークスペースを共有したい家族や友人に送って、実際に「Edge Workspaces」を試せるようになるとのこと。