ニュース

Appleの写真を自動同期するサービス「マイフォトストリーム」が終了へ

今後は「iCloud写真」の利用を推奨

「マイフォトストリーム」が終了

 米Apple Inc.は5月26日(現地時間)、同社が提供するクラウドサービス「マイフォトストリーム」のサービス提供を7月26日で終了することを発表した。

 マイフォトストリームとは、iCloudの関連機能の1つで、iPhoneやiPadなどで撮影した写真やPCからアップロードした写真を、同じApple IDでサインインしている端末間でクラウドに自動同期し、全てのデバイスで写真を表示できる。過去30日分および最大1,000枚をクラウドのストレージを消費せずに同期してくれるが、期間などが超過したものは古い順から削除される。

 サービス終了に伴い、各デバイスからマイフォトストリームへの新しい写真のアップロードは、サービス終了1カ月前の6月26日に停止される。

 マイフォトストリーム内の写真は、少なくとも1台のデバイスにすでに保存されているため、サービス終了時点で写真が消失することはない。もし、ほかのデバイスのライブラリにも写真を保存したい場合、以下の方法で保存できる。

iPhone、iPad、iPod touch

 写真Appを開いて、「アルバム」→[マイフォトストリーム]→[選択]の順にタップする。そして、保存したい写真をタップして、共有ボタン→[画像を保存]の順にタップする。

Mac

 写真appを開き、「マイフォトストリーム」アルバムを開く。ライブラリに入れたい写真を選択し、それらの写真を「ライブラリ」にドラッグする。

 同社は今後、撮影した写真やビデオを全てのデバイスで同期したい場合は「iCloud 写真」での保存を推奨している。マイフォトストリームではJPEGやPNGなど静止画の一部ファイル形式のみ同期できたが、iCloud 写真ではGIFやMP4などの動画ファイルも同期できる。設定方法は、同社サイト内の[すべてのデバイスで「iCloud写真」を設定する]で確認できる。