ニュース

Windows 11の「ペイント」アプリがようやくダークモード対応へ、ズーム調整も改善

「Windows Insider Preview」のCanary/Devチャンネルでテスト開始

Windows 11の「ペイント」アプリがダークモード対応へ

 米Microsoftは6月1日(現地時間)、Windows 11の「ペイント」アプリをアップデートしたと発表した。「Windows Insider Preview」のCanary/Devチャンネルでv11.2304.17.0の配信が開始されている。

 今回のアップデートでは、ダークモードをサポート。OSの設定に応じて、「ペイント」アプリの明暗モードが変更されるようになった。設定画面でオプションを変更すれば、OSと異なるモードにすることも可能。Windows 11の「ペイント」アプリは「Fluent Design System」準拠にモダナイズされた後もなぜかダークモードに対応していなかったが、この不満点がようやく解消されることになる。

 次に、キャンバスのズームコントロールが改善された。従来もスライダーでキャンバスの表示倍率を調整できたが、新しいバージョンでは主要な表示倍率がプリセットされたプルダウンメニューが追加されており、目的の倍率へ素早くセットできるようになった。ウィンドウサイズに合わせてキャンバスの表示倍率を調整する[画面に合わせる]オプションも導入されており、以前よりも使いやすくなっている。

プルダウンメニューでもキャンバスの表示倍率を調整可能に。[画面に合わせる]オプションも導入

 そのほかにも、画像のプロパティダイアログのデザインが「Fluent Design System」準拠に改められた。アクセスキーとキーボードショートカットの対応も拡充されており、アクセシビリティとキーボードによる生産性の向上が図られている。

「Fluent Design System」準拠に改められた画像のプロパティダイアログのデザイン