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「Visual Studio 2022」の拡張機能マネージャーがデザイン刷新へ

「Visual Studio 17.7 Preview 3」以降で体験可能

「Visual Studio 2022」に搭載予定の新しい拡張機能マネージャー

 米Microsoftは7月17日(現地時間)、「Visual Studio 2022」に搭載予定の新しい拡張機能マネージャーを発表した。「Visual Studio 17.7 Preview 3」からプレビュー機能として導入されているという。

 「Visual Studio Marketplace」には統合開発環境(IDE)をカスタマイズしたり、生産性を向上させたり、他の開発ツールと統合したりするための拡張機能が数多く登録されており、拡張機能マネージャーから簡単に「Visual Studio 2022」へ追加できるようになっている。しかし、一部のユーザーからは拡張機能の評価や詳細な説明といった重要な情報を見つけるのが難しいという声が寄せられていた。

 新しい拡張マネージャーは従来のダイアログスタイルではなく、コードエディターなどと同じページスタイルとなっている。メイン画面にドッキングさせてコードエディターとタブで切り替えられるのはもちろん、サイドパネルなどにドッキングさせて並べて表示させることも可能。独立したウィンドウとして分離させることもできるなど、レイアウトの柔軟性に富む。

従来のダイアログスタイル

 また、ページスタイルにすることで表示エリアを大きくとれるようになったのも大きな改善点だ。フィードバックで指摘されていた拡張機能の評価や詳細な説明といった重要なコンテンツにもアクセスしやすく、もし不足があればWebブラウザーで「Visual Studio Marketplace」の当該ページを開くこともできる。カテゴリ分けも見直されており、たとえばテーマをパーソナライズする拡張機能やコードベースの文書化を支援する拡張機能など、目的別に拡張機能を探し出せるようになっている。

 この機能は[ツール]-[オプション]ダイアログの[環境]-[プレビュー機能]ページから有効化できる(既定は無効)。有効・無効を切り替える際は「Visual Studio」の再起動が必要だ。

[ツール]-[オプション]ダイアログの[環境]-[プレビュー機能]ページ