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「EmEditor Professional」の永久ライセンスが来年販売終了、年間サブスクも値上げへ

1年ちょっとの猶予、購入を検討しているのならば今のうちに

「EmEditor Professional」v22.2.0

 米Emurasoftは7月26日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」のライセンスの価格改定と永久ライセンスの販売終了を発表した。2022年6月以来の変更となる。

永久ライセンスの販売終了

 一般的な「永続ライセンス」は、「購入したメジャーバージョンをずっと利用できる権利」を意味する。そのメジャーバージョンのサポートが終了すれば動作保証はなくなり、セキュリティパッチの提供も受けられなくなる。つまり、実質的には利用できなくなる。

 その点、「EmEditor Professional」の永久ライセンスは将来のアップデートを無期限に保証しているのが大きな違いだ。一度購入すれば、常に最新版を利用できる。しかし、アップデートを続けていくためには継続的な収益が不可欠だ。

 そこで、永久ライセンスは2024年8月28日に販売を終了する。また、販売終了1年前にあたる2023年8月30日には永久ライセンスの価格が現在の36,400円から53,200円に引き上げられる(いずれも税別)。

 「EmEditor Professional」永久ライセンスの購入を検討している場合は、2023年8月30日までに決断するのがお得だ。

年間サブスクリプション

 一方、「EmEditor Professional」の年間サブスクリプションは5,600円(税別)で据え置きとなる。しかし、2年目以降の価格は初年度の50%から75%に引き上げられる。

 この措置は2024年8月28日に実施され、それまでであれば現在の価格でサブスクリプションを更新できる。

 なお、「Microsoft Store」版(基本機能無償、フル機能は年額税込み2,350円)についてのアナウンスはない。無償版「EmEditor Free」についても触れられておらず、従来通り提供されるものとみられる。