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各種テキストエディターにおける巨大ファイル操作速度の比較資料をEmurasoftが発表
「EmEditor」を含む7つの巨大ファイル対応テキストエディターを比較
2023年9月6日 17:53
「EmEditor」を開発する米Emurasoftは9月1日、各種テキストエディターによる巨大なファイルを操作する際の速度を比較した資料を発表した。「ファイルのオープン」、「検索」、「置換」、「並べ替え」、「保存」、「ファイルから検索」という6つのテストすべて「EmEditor」が最大187倍の優れた性能を発揮したとしている。
テストされたアプリは以下の通り。
- 「EmEditor Professional」v22.5.2(64bit版)
- 「Emacs」v29.1.2
- 「Notepad++」v8.5.5
- 「Sublime Text 4」Build 4152
- 「UltraEdit」v2023.0.0.50(64bit版)※「ファイルのオープン」テスト以外は一時ファイルを利用
- 「Vim」v9.0
- 「Visual Studio Code」v1.81.1
テストは、CPUにIntel Core i9-11900K、メモリ64GB、ストレージに2TBを搭載したWindows 11マシンで行われた。「ファイルから検索」以外のテストでは1億行、1.34GBのランダムなASCIIデータが描き込まれたファイルを使用し、「ファイルから検索」のテストでは合計5.73GBの8つのファイルが使用されている。
例えば「ファイルのオープン」テストでは、1位の「EmEditor Professional」が2位の「UltraEdit」(一時ファイルを不使用)の3.7倍高速にファイルを開けたほか、最下位の「Sublime Text」よりも187倍高速だとのこと。また、もっとも差がつかなかった「保存」のテストでも2位の「Notepad++」の2倍以上高速に動作したという。
同社はこのように「EmEditor」が高速である原因に以下の点を挙げている。
- Windows専用に設計されたネイティブなC++プログラム
- ネイティブな64bitビルド
- マルチスレッド技術によって高速化
- スレッドの負荷分散を動的に管理(E-Core/P-Core ハイブリッド アーキテクチャをサポート)
- AVX、AVX-2、およびAVX-512命令セットを含むSIMDを使用
- アプリはDLLとプラグインに分割されているため、プログラムの読み込みが高速
- 1998年から積極的にプログラム改善のため更新
詳しいテストの結果は同社のWebサイトを参照してほしい。