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「Windows回復環境」(WinRE)の更新方法変更でエラー発生、Microsoftがアプデ失敗の原因を説明

解決策として回復パーティションのサイズを手動変更する手順を解説

Microsoft、サポートドキュメント「KB5028997」を公開

 米Microsoftは、「Windows回復環境」(WinRE)に関するサポートドキュメント「KB5028997」を公開し、「WinRE」の更新方法を変更したと明らかにした。同ツールは「Windows Update」と「Windows Server Update Services」 を通じ、毎月の累積的な更新プログラム(パッチチューズデー)を利用して更新されるようになったとのこと。この変更は6月27日から適用されている。

起動できないOSの一般的な原因を修復できる回復環境「WinRE」

 ただし、今回の更新方法では十分な大きさの回復パーティションが必要となったため、その空き容量が不足している一部のPC環境で更新が失敗し、「Windows Recovery Environment servicing failed.(Windows Recovery Environment サービスに失敗しました)」というエラーメッセージが表示されるという。

 この問題に対し、同社は「WinRE」更新プログラムをインストールするためのパーティションサイズを手動で変更する手順について解説。この手順に従い、100MB単位での手動変更を行なうことで、回復パーティションの容量を増やすことができるとしている。Windows 11搭載のPC環境で「WinRE」の更新に問題があった場合は、参考にするとよいだろう。

「WinRE」更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順