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Windowsのブルースクリーンを引き起こすCPUをIntelが公表 ~MSIからは修正BIOS
Windowsプレビューパッチが一般提供される前に解決
2023年9月7日 12:58
2023年8月非セキュリティプレビュー更新プログラムの適用後にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する問題に関し、米Microsoftは9月6日(現地時間)、追加の情報を明らかにした。この問題を引き起こすCPUがIntelから公表されている。
この問題は、以下のプレビューパッチをWindows 10/11環境に適用してデバイスを再起動しようとすると、「UNSUPPORTED_PROCESSOR」というメッセージとともにBSoDが発生し、起動不能になるというもの。
- Windows 11 バージョン 22H2:KB5029351
- Windows 11 バージョン 21H2:KB5029332
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5029331
Windowsは起動不能になると直近のパッチを自動で削除するため、何度か再起動を試すと起動できるようになる可能性があるが、BSoDが発生することもあり早急な原因究明と対策が望まれていた。Microsoftは当該環境でパッチの配信を一時停止する措置をとっている。
Intelによると、この問題はパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャーの13世代「Core」プロセッサーの一部で発生するとのこと。該当するCPUの情報が公開されている。
| プロセッサー | CPUID |
|---|---|
| RPL-S 8P+16E | 0xB0671 |
| RPL-HX 8P+16E | 0xB0671 |
| RPL-P 6P+8E | 0xB06A2 |
| RPL-H 6P+8E | 0xB06A2 |
| RPL-PX 6P+8E | 0xB06A2 |
| RPL-U 2P+8E | 0xB06A3 |
CPUIDは「CPU-Z」などのツールで確認できるだろう。
同社は、対策版のマイクロコードアップデートをマザーボードベンダーへ提供済み。MSIは新しいBIOSをリリースしており、各社も続くものと思われる。Microsoftもこの問題のステータスを「Mitigated」(緩和済み)から「Resolved External」(外部で解決)に改めており、来週のパッチチューズデーを前に無事解決された格好だ。











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