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Windowsのブルースクリーンを引き起こすCPUをIntelが公表 ~MSIからは修正BIOS

Windowsプレビューパッチが一般提供される前に解決

「Windows release health」におけるアナウンス

 2023年8月非セキュリティプレビュー更新プログラムの適用後にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する問題に関し、米Microsoftは9月6日(現地時間)、追加の情報を明らかにした。この問題を引き起こすCPUがIntelから公表されている。

 この問題は、以下のプレビューパッチをWindows 10/11環境に適用してデバイスを再起動しようとすると、「UNSUPPORTED_PROCESSOR」というメッセージとともにBSoDが発生し、起動不能になるというもの。

  • Windows 11 バージョン 22H2:KB5029351
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5029332
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5029331

 Windowsは起動不能になると直近のパッチを自動で削除するため、何度か再起動を試すと起動できるようになる可能性があるが、BSoDが発生することもあり早急な原因究明と対策が望まれていた。Microsoftは当該環境でパッチの配信を一時停止する措置をとっている。

Intelのリリース

 Intelによると、この問題はパフォーマンスハイブリッドアーキテクチャーの13世代「Core」プロセッサーの一部で発生するとのこと。該当するCPUの情報が公開されている。

プロセッサーCPUID
RPL-S 8P+16E0xB0671
RPL-HX 8P+16E0xB0671
RPL-P 6P+8E0xB06A2
RPL-H 6P+8E0xB06A2
RPL-PX 6P+8E0xB06A2
RPL-U 2P+8E0xB06A3

 CPUIDは「CPU-Z」などのツールで確認できるだろう。

 同社は、対策版のマイクロコードアップデートをマザーボードベンダーへ提供済み。MSIは新しいBIOSをリリースしており、各社も続くものと思われる。Microsoftもこの問題のステータスを「Mitigated」(緩和済み)から「Resolved External」(外部で解決)に改めており、来週のパッチチューズデーを前に無事解決された格好だ。