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「ワードパッド」アプリがとうとう非推奨に、将来のWindowsリリースで削除へ

OS標準の簡易ワープロソフト

OS標準の簡易ワープロソフト「ワードパッド」

 米Microsoftは9月1日(現地時間)、「ワードパッド」アプリを非推奨とすると発表した。すでに更新されておらず、将来のWindowsリリースで削除される予定。

 「ワードパッド」(wordpad.exe)は、OS標準の簡易ワープロソフト。「メモ帳」アプリと似ているが、テキストに太字や斜字といった装飾(スタイル)を加えたリッチテキスト(RTF)を扱える点が大きく異なる。「Microsoft Office」で作成したDOC/DOCXドキュメントや「LibreOffice」で作成したODT文書にも一部対応する。

 しかし、「メモ帳」をはじめとするOS同梱アプリが継続的に改善される一方で、「ワードパッド」はWindows 7でリボンUIを採用するなどの改善が行われたのを最後に、大きなテコ入れはされてこなかった。それに対するユーザーの不満もとくにないようで、需要なしと判断されたようだ。

 同社は、DOC/RTF形式のリッチテキストを扱う場合は「Microsoft Word」を、TXT形式のようなプレーンテキストを扱う場合は「メモ帳」の利用を推奨している。