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Microsoft、WindowsでWebDAVサービスなど3つの機能を非推奨に

いずれも古くから使われている時代遅れの機能

同社のドキュメント

 米Microsoftは11月3日(日本時間)、WindowsクライアントOSでWebDAVサービスなど3つの機能を非推奨とする方針を明らかにした。すぐに削除されることはないが、積極的なメンテナンスは今後行われなくなる。将来的な削除に備え、早めに移行策を検討したほうがよいだろう。

「Computer Browser」ドライバーおよびサービス

 「Computer Browser」は、Windowsネットワークに参加しているデバイスの一覧を管理・提供する古い手法。すでに安全なものとはいいがたく、「SMB 1.0」サービスの削除に伴い、Windows 10で初めてデフォルト無効化された。今後は非推奨となる。

Webclient(WebDAV)サービス

 「WebDAV」(Web Distributed Authoring and Versioning)は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)の拡張機能。HTTPを介してコピー、移動、削除、作成といった基本的なファイル機能を提供する。

 近年ではあまり使われておらず、またセキュリティ攻撃の標的になることもあって、非推奨とされたようだ。

Remote Mailslots

 「Remote Mailslots」は、「MS-DOS」で初めて導入されたプロセス間通信(IPC)プロトコル。シンプルだが古く、信頼性・安全性ともに時代遅れとなっており、プレビュー版「Windows 11」ではすでにセキュリティ上の理由で非推奨になっている。

 製品版からも、遠くない将来削除されるだろう。