ニュース

「Windows Subsystem for Android」で位置情報APIが利用可能に

2023年10月更新がテスト開始

「Windows Subsystem for Android」2023年10月アップデート

 米Microsoftは10月19日(現地時間)、「Windows Subsystem for Android」の2023年10月アップデート(v2309.40000.8.0)を発表した。まずは「Windows 11 Insider Preview」プログラムの各チャネルで展開される。

 「Windows Subsystem for Android」(WSA)は、Windows 11環境で「Amazon アプリストア」のAndroidアプリ・ゲームをインストール・実行できるようにする仕組み。「Amazonアプリストア」をセットアップする際にインストールされ、実行したAndroidアプリはWindowsアプリと同様、独立したウィンドウをもち、自由にリサイズやスナップが行える。キーボード操作をゲームパッドへ変換するといった互換性(Shim)機能なども担う。

「Amazon アプリストア」のAndroidアプリ・ゲームをインストール・実行できるようにする仕組み

 本バージョンにおける変更点は、以下の通り。

  • プラットフォームの信頼性向上
  • 証明書(.cer)ファイルをAndroidと共有できるように
  • グラフィックスの改善。
  • 「Android Geocoder API」ですべてのアプリケーションに有効な位置情報データを提供
  • Android 13 プラットフォームの更新

 「WSA」は現在、「ストア」アプリで更新が可能。インストールは「Amazon アプリストア」をセットアップする際、同時に行われる。