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「Windows Subsystem for Android」のサポートが2025年3月5日で終了
「Amazonアプリストア」のAndroidアプリをWindows 11アプリのように動かせる技術
2024年3月6日 06:30
「Windows Subsystem for Android」のサポートが、2025年3月5日(米国時間、以下同)に打ち切られるとのこと。米Microsoftが2024年3月5日、サポートサイトで公表した。
「Windows Subsystem for Android」(WSA)は、Windows 11環境で「Amazon アプリストア」のAndroidアプリ・ゲームをインストール・実行できるようにする仕組み。「Microsoft Store」から「Amazonアプリストア」をセットアップする際にインストールされる。実行したAndroidアプリはWindowsアプリと同様、独立したウィンドウをもち、自由にリサイズやスナップが行える。
Windows 11環境でAndroidアプリを直接実行できることへ期待を寄せるユーザーの声に応え、日本でも2022年8月から提供が開始されていたが、わずか1年半で廃止がアナウンスされるという結果に終わった。
「Amazonアプリストア」に掲載されている告知によると、2024年3月6日以降、「Microsoft Store」から「Amazonアプリストア」をダウンロードすることはできなくなる。すでにインストール済みの場合、サポート終了日である1年後の2025年3月5日までは引き続き「Amazonアプリストア」とAndroidアプリを利用できる。テクニカルサポートも受けられる。
なお、サポートが終了してもインストール済みAndroidアプリへのアクセスに影響が直ちにおよぶことはないと見られている。ただし、OSなどに変更があっても「WSA」側の対応は行われないため、時間の経過とともに動かなくなる可能性がある。