やじうまの杜
Microsoftによって“殺された”製品を集めて祀った仮想墓地「Microsoft Graveyard」
Google版もあるよ
2024年2月20日 10:36
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Microsoft Graveyard」は、Microsoftによって“殺された”すべての製品を集め、祀った仮想墓地です。歴史的役目を終え、惜しまれつつ市場を去ったもの、同社の経営方針の転換の犠牲になったもの、鳴かず飛ばずでひっそりと消えたもの……事情はさまざまですが、それらが生没年と簡単な説明、ソースへのリンクとともに一覧表示されています。
正確に言うと、まだ生きているが“殺される”ことが確定している製品もこのリストには含まれているようで、まだ死んでいない製品は棺桶アイコン、死んだ製品は墓石アイコンになっています。
例を挙げると、今年でサポートを終了する「Visual Studio for Mac」「Xamarin」、来年10月にサポート終了となる「Windows 10」は“棺桶”アイコンです。非推奨の製品は“殺された”扱いになっているようで、これには「VBScript」や「ワードパッド」が含まれています。「Silverlight」や「CodePlex」といった懐かしい名前も並んでいますね。
「Microsoft Graveyard」のミッションは、Microsoft製品に関する歴史的な情報を事実に基づいて提供すること。メンテナンスはMicrosoft社とまったく関係のない有志が行っています。ソースコードは「GitHub」で管理されており、死亡製品のイシューを立てたり、プルリクエストを送って貢献できます。「掲載されていない製品があるぞ!」とお思いの方は、ぜひテンプレートからイシューの作成を。新しい死亡製品をいち早く知りたい場合は、「Threads」の公式アカウントをフォローするとよいでしょう。
ちなみに、MicrosoftではなくGoogleに殺された製品リストを集めた「Google Graveyard」もあります。Googleファンの方はぜひこちらもどうぞ。数的にはこちらの方が充実(?)しているようです。