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「Windows Terminal 1.20」がプレビュー ~レンダリングと検索機能にうれしい改善

ブロードキャスト入力・Web検索などに対応した「Windows Terminal 1.19」は安定版に

「Windows Terminal Preview」v1.20.10293.0

 米Microsoftは1月31日(現地時間)、「Windows Terminal Preview 1.20」を公開した。不具合の修正に重点が置かれた(その多くは安定版にもバックポートされている)ため、比較的小規模な内容となっているが、いくつかの興味深い新機能がテスト導入されている。

 「Windows Terminal Preview 1.20」では色付きの下線、中線、破線、点線、二重下線をレンダリングできるようになった。これは「Windows コンソールホスト」(conhost.exe)でも表示が可能。また、折り返し(ラップ)された単語をダブルクリックすると、その単語全体が選択されるようになっている。

色付きの下線、中線、破線、点線、二重下線をレンダリングできるように

 そのほか、検索機能も強化。検索ボックス(既定では[Ctrl]+[Shift]+[F]キー)が開いている間は、マッチする部分がハイライトされるようになった。

検索ボックスが開いている間は、マッチする部分がハイライト

 「Windows Terminal」(ターミナル)は、Microsoftが主導でオープンソースとして開発しているターミナルアプリ(ライセンスは「MIT」)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、レイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。現在、「GitHub」や「Microsoft Store」から無償でダウンロードできる。

 なお、同日付けで「Windows Terminal 1.19」が安定版となっている。アクティブなターミナルペインに入力した内容を他のすべてのペインに一斉送信するブロードキャスト入力(Broadcast Input)をはじめとする新機能が利用可能だ。

ソフトウェア情報

「Windows Terminal Preview」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.20.10293.0(24/01/31)