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生成AIが画像1枚から高品質3Dモデルの映像を作成する「Stable Video 3D」が公開

Stability AIが「Stable Video Diffusion」の技術を応用した生成モデルを開発

「Stable Video 3D」で生成された3Dモデルの映像

 「Stable Diffusion」などの生成AIを開発している英Stability AIは3月19日(日本時間)、新たな生成モデル「Stable Video 3D」(SV3D)を公開した。非商用利用は無料だが、商用利用時には有償のStability AI メンバーシップへの加入が必要。

 「Stable Video 3D」は、1枚の画像から3Dモデルを撮影した高品質な動画を生成できる生成モデル。1枚の画像だけで3Dモデルの周りをカメラが周回する動画を生成できる「SV3D_u」と、1枚の画像とカメラの移動パスを入力して自由なアングルの動画を作成できる「SV3D_p」が用意されている。

 「Stable Video Diffusion」の画像から動画を作成する技術を応用した技術が利用されており、同じく画像から3Dモデルを生成できる同社のAI「Stable Zero123」よりも高品質な3Dモデルを生成可能。特に3Dモデルの汎化(オブジェクトの共通の性質や法則性、規則性を抽出して他のオブジェクトに応用する事)や、一貫性に優れているとしている。

 このため、どのようなアングルから見た画像でも、破綻のないオブジェクトの外観を生成できる。また、他の生成AIモデルよりも入力した画像に忠実な3Dモデル生成が可能だ。

「Zero123-XL」、「Stable Zero123」と「Stable Video 3D」との比較
「EscherNet」、「Stable Zero123」と「Stable Video 3D」との比較