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重い「Excel」ファイルを最適化してスリムにする機能、Web版だけでなくWindows版にも

不要なメタデータを検出・削除する「パフォーマンスをチェック」(Check Performance)

肥大化したワークブックから不要なデータを取り除き最適化する機能「パフォーマンスをチェック」(Check Performance)

 米Microsoftは4月4日(現地時間)、肥大化したワークブックから不要なデータを取り除き最適化する機能「パフォーマンスをチェック」(Check Performance)を、Windows版「Microsoft Excel」にも追加すると発表した。Web版にはすでに導入されていたが、デスクトップ版でも利用できるようになる。

 同じワークシートを何年も使い続けていると、知らないうちにデータが肥大化し、ファイルサイズやパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがある。たとえば書式設定されたセルからデータを削除すると書式だけが残るが、そうしたメタデータは見た目や機能面で何の役にも立っていないにもかかわらず、若干のストレージを消費する。少しだけなら影響はあまりないが、塵も積もれば山となるわけだ。

 今回導入される「パフォーマンスをチェック」は、ワークシートにそうした無駄なメタデータがないかを自動でチェックしてくれる機能だ。肥大化したワークシートを読み込むと警告バーを表示したり、サイドパネルで提案された対処方法を確認し、ワンクリックで適用できる。リボンの[校閲]タブから手動で実行することも可能。

肥大化したワークシートを読み込むと警告バーを表示
サイドパネルで提案された対処方法を確認し、ワンクリックで適用

 この機能は「バージョン 2312」(Build 17126.20004)以降を実行しているベータチャンネルのWindows版「Excel」で利用可能。大きな問題がなければ、いずれ製品版にも導入されるだろう。