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アドビ、生成AI搭載のモバイル版「Adobe Express」アプリ最新版の一般提供を開始
「Adobe Firefly」の生成塗りつぶしや画像生成といった機能を利用可能
2024年4月23日 15:43
米Adobeは4月18日(現地時間)、「Adobe Firefly」の生成AI機能と最新のモバイルコンテンツ編集機能を搭載した、Android/iOS向けアプリ「Adobe Express」の一般提供を開始した。Androidユーザーは、Google Playストアから、iOSユーザーは、App storeから無料でダウンロード可能。
本アプリは、2024年3月からベータ版として提供されていたもの。
「Adobe Firefly」の「生成塗りつぶし」や「テキストから画像生成」、「テキスト効果」といった機能に加え、「音声でキャラクターを動かす」や「字幕を自動生成」などの機能が利用できるなど、モバイルワークフローに直接組み込まれた動画編集機能を備えている。主な新機能は以下の通り。
- 動画編集
ユニークなテンプレートを使って、動画クリップ、画像、音楽を組み合わせたり、100以上の言語に対応でアニメーション可能な動画字幕をリアルタイムで生成したりできる。ビデオタイムライン、レイヤーの順序、4K動画機能のサポートにより、SNS投稿に最適な動画をどこからでも簡単に作成可能 - テキストから画像を生成
「Adobe Firefly」の生成AIを使用して新しい画像を生成することで、プロジェクトの新たな素材をすばやく作成 - 生成塗りつぶし
簡単なテキストでプロンプト入力するだけで、人物やオブジェクトなどの挿入、削除、置き換え - テキスト効果
生成AIでテキストに装飾やスタイルを追加し、注目を集める見出し、コピー、メッセージを作成 - コンテンツとテンプレートの拡充
豊富な動画テンプレートや複数ページテンプレート、25,000以上のAdobe Fonts、何十万ものAdobe Stockの動画、音声素材、画像、デザインアセットにアクセス - クイックアクション
写真や動画を編集したり、背景を削除したり、ワンクリックで画像のサイズを変更 - 投稿予約
「TikTok」、「Instagram」、「Facebook」、「Pinterest」などのSNSへの公開をすばやく簡単に計画、プレビュー、スケジュール設定
なお、「Adobe Creative Cloud」の有償メンバーは、「Adobe Express」デスクトップ版(Web版)とモバイル版のすべてのプレミアム機能を利用可能だ。また、「Adobe Express」内から「Photoshop」や「Illustrator」のクリエイティブアセットに直接アクセスして作業や編集をしたり、「Adobe Creative Cloud」アプリで行なった編集結果が「Adobe Express」内にも同期したファイルを追加できる。
アプリの対応OSは、4GBのRAMを搭載したAndroid OS 10以降、iOS 16以上。