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「Microsoft Edge」にセキュリティ更新 ~長大なプルダウンリストでクラッシュする問題も解決

v126.0.2592.81への更新を

「Microsoft Edge」v126.0.2592.81

 米Microsoftは6月27日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v126.0.2592.81を安定(Stable)チャネルでリリースした。5件の脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

 このうち4件は、「Chromium」に起因するもので、先日の「Google Chrome」アップデートでも修正されている。深刻度の評価はいずれも「High」。

  • CVE-2024-6290:Use after free in Dawn
  • CVE-2024-6291:Use after free in Swiftshade
  • CVE-2024-6292:Use after free in Dawn
  • CVE-2024-6293:Use after free in Dawn

 残りの1件は、Adobe製ソフトウェアに起因し、「Edge」のみに影響するリモートコード実行の問題(CVE-2024-34122)。深刻度は「Moderate」(警告)と評価されている。

 そのほかにも、項目数が1,000を超えるドロップダウンリストを操作するとクラッシュする問題を解決。安定性が向上した。また、Webページの印刷に関わる不具合も解決されているという。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。また、従来よりもわかりやすくしたアップデートインジケーターも展開中だ。