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定番サウンドエディタ―「Audacity」がアップデート、マスターエフェクトへの対応など

操作感も向上、「以前よりキビキビ動く」

「Audacity」v3.6

 クロスプラットフォーム対応の定番サウンドエディター「Audacity」v3.6が、7月16日に公開された。本バージョンではマスターエフェクトが搭載されたほか、新しいコンプレッサーとリミッター、テーマなどが追加されている。

 マスターエフェクトは、それぞれのトラックではなくプロジェクト全体にまとめて適用できるエフェクト。リアルタイムエフェクトパネルに新設されたセクションで、リアルタイムエフェクトと同じような手順で追加できる。コンプレッサーとリミッターも、従来のものから一新された。

マスターエフェクトが搭載

 加えて、改良されたダークとライトのテーマが新たに追加された。これらは[編集]-[環境設定]ダイアログの[インターフェイス]ページで切り替えが可能。以前のテーマも「クラシック」テーマとして残されているほか、それよりも古いテーマも「カスタム」テーマとしてオプションでインストールできる。

[編集]-[環境設定]ダイアログの[インターフェイス]ページ

 そのほかにもパフォーマンスの向上が図られており、とくに大きなプロジェクトや広いスクリーンで作業する際、以前よりかなりキビキビ動くようになっているとのこと。

 「Audacity」は、Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイトから入手可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、「Microsoft Store」や窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Audacity」Windows版
【著作権者】
Audacity Team
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.6(24/07/16)