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「Excel」のCopilotでデータの書式設定や分析が可能に

回答が自動同期されるアンケートフォーム機能も ~2024年7月のアップデートまとめが公開

 米Microsoftは7月30日(現地時間)、「Microsoft Excel」の2024年7月のアップデート内容を発表した。Copilotを使ったデータの書式設定・分析が行えるようになったほか、自動的に回答がExcelに同期されるアンケートフォーム機能が追加された。

Copilotを使ったデータ分析(Web/Windows/Mac版)

 Copilotを用いて、データの書式設定、分析、視覚化を行えるようになった。例えば、Copilotに表の書式設定を依頼すると、より整理された表が提案される。また、Copilotにデータに関する質問をすると、データの分析に基づいた答えが返ってくる。

Copilotによるデータの書式設定
Copilotによるデータ分析

Copilotがより広範囲のデータに対応(Web/Windows/Mac版)

 Copilotは、テーブルだけでなく、上部に1行ヘッダーがあるデータにも機能するようになった。

Copilotがより広範囲のデータに対応

 また、1枚のワークシート内において、選択した範囲外のデータにも対応可能になった。Copilotは、ユーザーが選択している範囲に最も近いテーブルから、データ分析を行う。

グリッド操作が近代化(Web版)

 Web版の「Excel」で、行や列のサイズ変更、挿入、非表示、並び替え、フリーズペイン(固定表示)などの操作が簡単になった。

 また、ハイパーリンクのプレビュー、ステータスバーによるズーム機能、シート名の変更、ローカルファイル対応、キーボードショートカット、フィードバックとヘルプなども、より便利なデザインにアップデートされている。

アンケートフォーム機能(Web版)

アンケートフォーム機能

 Web版の「Excel」に「Microsoft Forms」と連携したアンケートフォーム機能が追加された。アンケートへの回答は、「Excel」にリアルタイムで自動的に同期される。

チェックボックス機能(Windows/Mac版)

 セルへのチェックボックス挿入機能が追加された。

関数による翻訳機能(Windows/Mac版・Insider)

 与えられたテキストを他の言語へ翻訳する「TRANSLATE」と、言語を自動判別する「DETECTLANGUAGE」という新関数が導入された。日本語にも対応する。

Python Editor(Windows版・Insider)

 2023年9月から「Excel Labs」でテストされているPython Editorが「Microsoft 365 Insider」のBetaチャネルに移行する。