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「Microsoft Forms」と「Excel」の同期機能がアップグレード ~旧版は段階的に廃止

1月13日までに新方式への移行を!

 米Microsoftは9月4日(現地時間)、「Microsoft Forms」で収集したデータを「Excel」に同期する機能のアップデートを発表した。今まで一部の「Microsoft Forms」でサポートされていた古い同期機能は段階的に廃止され、2025年1月13日までに今回アップデートされた新しい同期機能へ完全に移行する予定だ。

 古い同期機能が適用されているのは、「OneDrive for Business」やWeb版「Excel」から作成された「Microsoft Forms」、および「SharePoint Online」や「Microsoft Teams」、「Microsoft 365」のグループで作成されたグループ フォームの2種類。古い同期機能の廃止後も、既存のExcelブックとそのデータは保持されるが、新しく受信した回答が更新されなくなってしまう。引き続き新しい回答を受信できるようにするためには、以下の手順に従って更新を行う必要がある。

Web版の「Excel」から作成された「Microsoft Forms」
「SharePoint Online」で作成されたグループ フォーム

Web版の「Excel」からアップグレード

 古い同期機能が適用されているExcelブックを開くと、画面右側にアップグレードを求める通知ウィンドウが表示される。[Update sync]をクリックすると更新が開始される。一度更新すると元に戻せないので、注意が必要だ。

Web版の「Excel」からアップグレード

 更新後は、Excelブック内に新しいシートが作成され、以前の回答が全て新しい同期機能によって新しいシートに再同期される。更新後に受信した回答も、このシートに反映する。更新前に同期したデータのシートは引き続き表示できるが、新たに受信した回答は反映されない。全ての更新が完了すると、ページの上部に緑色の成功バーが表示されるとともに、画面右側の通知ウィンドウも変化し、更新が正常に完了したことを確認可能だ。

新しいシートに回答が再同期される

「Microsoft Forms」からアップグレード

 古い同期機能を使用した「Microsoft Forms」を開くと、Excelブックの更新を求める通知が表示される。[Update sync in Excel]をクリックすると、Excelブックが開き、更新を開始可能。

「Microsoft Forms」からのアップグレード