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Windows 11プレビューパッチ「KB5043145」に問題、再起動の繰り返しやブルースクリーン【10月9日追記】
Windowsの更新プログラム「KB5044285」で解決
2024年9月30日 08:12
米Microsoftは9月27日(現地時間)、Windows 11向けの2024年9月の非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5043145」に問題があることを明らかにした。パッチをインストールするとデバイスが再起動を繰り返したり、ブルースクリーン(BSoD)やグリーンスクリーンエラーが発生したりするという報告が顧客から寄せられているという。
報告によると、OSが再起動を繰り返した後には自動修復ツールが自動的に開くことがある。このツールはデバイスが正常に起動できない原因となる一般的な問題を診断し、解決を試みる。また、場合によっては「BitLocker」の回復画面が現れることもあるという。
影響を受けるプラットフォームは、以下の通り。サーバーOSで問題は発生しないようだ。
- Windows 11 バージョン 23H2
- Windows 11 バージョン 22H2
同社は現在、この問題を調査中。詳細が明らかになり次第、最新の情報を提供するとしている。
[2024年10月9日編集部追記] 本問題は、10月8日付でリリースされたWindowsの更新プログラム「KB5044285」で解決された。
[2024年10月1日編集部追記] 9月30日付で情報が更新され、本問題がKIR(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで解決されたことが報告された。KIRがコンシューマーデバイスなど組織で集中管理されていない一般的な環境の場合、24時間以内に自動で適用されるはずだ。
デバイスを再起動することでKIRをより早く適用できる可能性があるので、急いでいる場合は試してみるとよいだろう。
組織で集中管理されているデバイスの場合は、特別なグループポリシーをインストール・設定することで解決できる。詳細は同社のサポートドキュメントを参照のこと。