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「Windows 11 バージョン 24H2」の「ディスク クリーンアップ」に問題、Microsoftが認める

たとえば「Windows Update」キャッシュ15GBを開放しても、まだ88GB可能と誤表示

同社のアナウンス

 米Microsoftは10月14日(現地時間)、「ディスク クリーンアップ」ツールにクリーンアップ可能なディスク容量を誤ってレポートする問題があることを認めた。「Windows 11 バージョン 24H2」固有の問題であるという。

 「ディスク クリーンアップ」(Cleanmgr.exe)は、システムに残っている不要な一時ファイルやキャッシュを削除し、ディスクの空き容量を増やすOS標準ツール。すでに非推奨とされており、積極的な開発は行われていないが、「Windows 11 バージョン 24H2」にもまだ含まれており、利用することは可能。

「Windows 11 バージョン 24H2」の「ディスク クリーンアップ」ツール

 この問題はあくまでもレポート機能の不具合とのことで、クリーンアップ処理自体に問題はないようだ。「Windows Update」のクリーンアップを選択して初めて実行するとき、関連するディスクスペースの開放(たとえば15GB)は期待通りに完了するが、クリーンアップ可能な残りスペースが誤って――たとえば88GBなどと――表示される。

 同社は現在、この問題の解決に取り組んでいるとのこと。詳細が判明し次第、情報を提供するとしている。