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「ディスク クリーンアップ」は非推奨に ~“ストレージ センサー”への移行を
互換性維持のため、当面の間は残される
2018年9月14日 15:55
OSに標準搭載されている不要ファイルの削除ツール「ディスク クリーンアップ(Cleanmgr.exe)」が非推奨となることが明らかになった。同ツールは今後廃止される予定で、代わりにWindows 10の“ストレージ センサー”を利用することが推奨されている。
Windows 10の「設定」アプリに統合されている“ストレージ センサー”は、機能アップデートを重ねるごとに機能が拡充されている。「ディスク クリーンアップ」に相当する機能は“今すぐ空き領域を増やす”で代替可能で、性能面でも優れている(参考記事)。
さらに、今秋リリースされる予定の「Windows 10 October 2018 Update(RS5)」では、“OneDrive”の“ファイル オン デマンド”機能がクリーンアップ対象としてサポートされる。“ファイル オン デマンド”は、ローカルのストレージ消費を抑えつつ、“OneDrive”全体をローカルと同期させる機能。ファイルのメタ情報だけを同期させておいて、実体は利用するときにクラウドから取得する。
“ファイル オン デマンド”機能の弱点は、二度と使わないファイルであっても、手動でクリーンアップしない限りローカルストレージを占有し続けることだが、「October 2018 Update」では“ストレージ センサー”の強化によりこの弱点も解消される。もはや「ディスク クリーンアップ」に頼る理由はなくなったといえるだろう。
なお、「ディスク クリーンアップ」は互換性を維持するため、当面は残されるとのこと。すぐに削除されてしまうことはないので安心してほしい。