Windows Insider Preview

「設定」アプリのディスク管理がちょっとだけ改善、「ディスクの管理」要らず?

「Windows 11 Insider Preview」Build 27686(Canary)でテスト中

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「設定」アプリの[ディスクとボリューム]ページ。「ディスクの管理」ツールにたよらなくても、たいていのディスク関連操作が行える

 Windows 11でディスクやボリュームを管理するには「ディスクの管理」ツールを利用するが([Windows]+[X]メニューなどからアクセス可能)、実は「設定」アプリの[ディスクとボリューム]ページでもたいていのことは行える。仮想ハードディスク(VHD/VHDX)の作成・接続だけでなく、アプリ開発リポジトリの保存場所として特化した「開発ドライブ」(Dev Drive)も扱えるのが魅力だ。

 にもかかわらずあまり活用が進んでいないように見えるのは、ページ階層が深いせいだろう。[システム]-[ストレージ]ページを下にスクロールし、[記憶域の管理]-[ストレージの詳細設定]セクションからアクセスする必要があり、たどりつくまでが少々長い。また、接続(Attach)コマンドがあるのに切断(Detach)コマンドがないなど、細かい使い勝手がよくないのも理由だと思われる。

ページ階層が深いのが欠点か

 こうした不満はMicrosoftも把握しているようで、米国時間8月15日にCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 27686には、VHD/VHDXのプロパティページに[VHD の切断]コマンドが追加されている。これで「設定」アプリからも仮想ハードディスクのデタッチが行えるようになった。

VHD/VHDXのプロパティページに[VHD の切断]コマンドが追加