Windows Insider Preview

電源接続時はフルパワーで! Windowsの「電源モード」を自動で切り替える機能がテスト中

「バージョン 24H2」の新要素「省エネ機能」にも注目

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「設定」アプリの[システム]-[電源とバッテリー]ページでOSの「電源モード」(Power Mode)を切り替え

 バッテリーを搭載したWindows 11デバイスでは、「設定」アプリの[システム]-[電源とバッテリー]ページでOSの「電源モード」(Power Mode)を切り替えられる。一般的にPCのパフォーマンスとバッテリー持続時間はトレードオフの関係にあるが、どちらを優先するかをユーザー側で簡単に決められるというわけだ。

 米国時間7月26日にDevチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.1330(KB5040543)では、この機能がさらにブラッシュアップ。電源接続時とバッテリー駆動時で異なる電源モードを選択できるようになった。バッテリー駆動時はなるべく省電力で、電源に接続してバッテリーの心配をしなくてよいときはフルパワーでといった切り替えが自動で行える。

電源接続時とバッテリー駆動時で異なる電源モードを選択できるように

 こうした機能を実現するサードパーティーアプリはすでにあり、ノートPCによってはプリインストールされていることもあるようだが、それもいずれ不要となるだろう。

折りたたんでも表示されるのは、現在適用されている電源モード(スクリーンショットは電源接続時の様子)

 なお、これとは別に今秋リリース予定の「Windows 11 2024 Update」(バージョン 24H2)では「省エネ機能」が搭載される見込み。これは従来の「バッテリー節約機能」に代わるもので、OSの電源モードをはじめ、さまざまな省電力設定を自動で有効化してくれる。バッテリー残量が低い状態になると自動で有効化できるほか、[クイック設定]フライアウトなどから手動でONにすることもできるので、正式リリースの暁にはぜひ活用したい。バッテリー持続時間のさらなる延長を期待できる。