ロック画面にメディアコントロール ～Beta版「Windows 11」（KB5041876）でテスト開始

ロック画面中央下部にメディアコントロールが追加。Beta版「Windows 11」でテスト開始

　米Microsoftは8月26日（現地時間）、「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.4082（KB5041876）をBetaチャンネルでリリースした。いくつかの新要素が段階的に展開される。

　Windows 11はユーザーがあまりクリックしないデスクトップ通知（トースト）があると、当該アプリからの通知を無効にすることを提案してくれる（通知サジェスト）。しかし、これを煩わしいと感じているユーザーもいるかもしれない。そこで、Build 22635.4082ではこれを無効化するオプションが追加された。

ユーザーがあまりクリックしないデスクトップ通知（トースト）があると、当該アプリからの通知を無効にすることを提案をしてくれる「通知サジェスト」

　このオプションは「設定」アプリの［システム］－［通知］設定ページで提供される予定。通常のトーストと同じく、右上の［…］メニューから無効化することもできる。無効化された通知送信元のアプリ・サービスのリストも、［通知］設定ページで閲覧可能。通知サジェストの無効化を取り消したい場合は、ここから通知を再度有効化すればよい。

　次に、ロック画面の下部中央にメディアコントロールが追加された。OSで再生されている動画・音声コンテンツがあれば、ここで一時停止などの制御が行える。ちなみに、メディアコントロールは［クイック設定］ダイアログの上からも利用可能だ。

ロック画面の下部中央にメディアコントロールが追加

　そのほかにも、［Windows Update］－［詳細オプション］－［配信の最適化］設定ページがWindows 11のデザイン原則に合わせてアップデートされた。従来のデザインよりページ階層が浅くなり、使いやすくなっている。

［Windows Update］－［詳細オプション］－［配信の最適化］設定ページがWindows 11のデザイン原則に合わせてアップデート

現行のデザイン（参考）

　「Windows Insider Preview」のBetaチャンネルには、有効化パッケージ（eKB）を介して「Windows 11 バージョン 23H2」のアップデートが提供される。Betaチャンネルユーザーは［利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する］オプションを有効化しているグループと無効化しているグループに分けられており、前者から順に新機能が導入される。アップデートしてもすぐに新要素すべてを試せるわけではない点には注意したい。