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コマンドラインで簡単セットアップ ~人気ファイラー「Files」が「Scoop」に対応

「WinGet」への対応には問題あり

モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」が「Scoop」に対応

 モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」が「Scoop」に対応したとこのこと。11月11日、公式ブログで明らかにされた。

 「Files」は、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフト。美しいデザインもさることながら、なぜか本家にはない[送る]コマンドを備えていたり、「Git」を統合するなど、OS標準の「エクスプローラー」にはない機能を積極的に採用しているのが魅力だ。開発プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「MIT」。対応OSは「Windows 10 バージョン 20H1」以降。

 「Files」は「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。しかし、一般的に手動でのセットアップが必要で、「WinGet」や「Scoop」といったパッケージ管理ソリューションへの対応が望まれていた。

 今回「Scoop」への対応が完了したことにより、以下のコマンドラインで簡単にインストールできるようになった。最初の2行は「Scope」をインストールするためのコマンドで、すでに他のアプリを「Scoop」でセットアップしたことがあるのならば不要だ。

Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
Invoke-RestMethod -Uri https://get.scoop.sh | Invoke-Expression

scoop install nonportable/files-np

 なお、「WinGet」への対応はリポジトリへの追加で問題が発生しているとのことで、現在は非対応となっている。ただし、「Microsoft Store」に登録されているパッケージをコマンドラインでインストールすることは可能。「Microsoft Store」のパッケージは有償だが買い切りなので、開発を支援するための寄付と割り切って購入してしまってもよいだろう。

winget install 9NGHP3DX8HDX -s msstore
「WinGet」を使ったインストール

ソフトウェア情報

「Files」
【著作権者】
Files Community
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、Microsoft Storeから購入して開発を支援することも可能)
【バージョン】
3.7.11.0(24/10/11)