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人気のモダンファイラー「Files」が「WinGet」に対応、コマンドで簡単セットアップ

プレビュー版もインストール可能

人気のモダンファイラー「Files」が「WinGet」に対応

 オープンのWindows向け高機能ファイラー「Files」が11月30日(日本時間)、「WinGet」に対応した。以下のコマンドで簡単にインストールできるようになる。

winget install FilesCommunity.Files

# コミュニティリポジトリからのインストールを明示する場合
winget install FilesCommunity.Files -s winget

 「WinGet」は、Microsoft公式のアプリパッケージ管理システム。Linuxでいうところの「apt-get」や「DNF」、Macの「Homebrew」に相当するものだ。「GitHub」で管理されているコミュニティリポジトリ(-s winget)や「Microsoft Store」で提供されているストアアプリ(-s msstore)をソースに、コマンドラインでアプリパッケージを検索、インストール、アップデート、アンインストールできる。対応環境は「Windows 10 バージョン 1809」以降および「Windows 11」。「Microsoft Store」アプリで「アプリ インストーラー」をアップデートすれば最新バージョンとなる。

 「Files」はWindows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフトで、本家「エクスプローラー」をしのぐ多機能さが人気だ。しかし、コミュニティリポジトリでのトラブルが原因で、長く「WinGet」でインストールできない状況が続いていた。代わりに「Scoop」へ対応していたが、Windows 11標準で気軽に利用できる「WinGet」を使いたいというユーザーも少なくなかったのではないだろうか。

 なお、「Files」のプレビュー版も「WinGet」でインストール可能。安定版とプレビュー版のパッケージ名は以下の通りだ。

  • 安定版:FilesCommunity.Files
  • プレビュー版:FilesCommunity.FilesPreview