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Androidで拡張機能が使える「Kiwi Browser」、開発を終了

拡張機能を動かすためのソースコードはCanary版「Microsoft Edge」へ統合

「GitHub」のプロジェクトページ

 拡張機能が使えることで人気を博していたAndroid向けWebブラウザー「Kiwi Browser」が、開発を終了したとのこと。「GitHub」のプロジェクトページはすでにアーカイブされており、読み取り専用の状態だ。「Google Play」ストアからも削除されている。

 「Kiwi Browser」は2025年1月以降、メンテナンスされない。ベースとなっている「Chromium」のセキュリティ修正も反映されないため、利用の継続はセキュリティ上のリスクを抱えることになる。代替アプリへの移行が必要だ。

 なお、「Kiwi Browser」で拡張機能を動かすためのソースコードは、Canary版「Microsoft Edge」に統合されているとのこと。Canary版は新機能のテストを目的とした開発版であり、安定性に欠けるため一般ユーザーの利用はあまりお勧めできないが、どうしてもAndroidでWebブラウザー拡張機能を利用したい場合は試してみてもよいだろう。

 「Edge Canary」で拡張機能をインストールする手順は、以下の通り。この方法を利用すれば、[設定]-[拡張機能]ページにリストアップされていない拡張機能もインストールできる。

  1. 画面右下のハンバーガーメニュー(横三本線のアイコン)から[設定]ページへアクセス
  2. 下へスクロールして[Microsoft Edge について]ページへ移動
    [設定]-[Microsoft Edge について]ページへ移動
  3. 画面下のビルド番号の部分を5回タップすると英語のメッセージが現れ、開発者オプションが有効になる
  4. [設定]ページへ戻ると[開発者向けオプション]という項目が増えているので、そこへアクセス
    ビルド番号の部分を5回タップすると、[設定]-[開発者向けオプション]という項目が増える
  5. [Extension install by id](IDで拡張機能をインストール)をタップ
  6. 拡張機能のIDを入力する
    [Extension install by id]から拡張機能IDを指定してインストール

 拡張機能のIDは、「Microsoft Edge アドオン」の拡張機能ページのURLに含まれているアルファベットの文字列だ。

拡張機能のIDは、「Microsoft Edge アドオン」の拡張機能ページのURLに含まれているアルファベットの文字列