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「Microsoft Edge 132」が公開 ~「edge://support」は廃止
「Edge」固有の脆弱性2件を含むセキュリティ修正も
2025年1月20日 09:22
米Microsoftは1月17日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v132.0.2957.115を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 132」では、macOS環境におけるPDFレンダリングの問題を解決。日本語フォントを含む場合に、テキストが欠落する問題が対処された。
また、エンドユーザーエクスペリエンスを向上させるためとして、「edge://support」が削除された。ここで得られていた情報は「edge://version」、「edge://metrics-internals」、「edge://extensions」、「edge://policy」で入手できる。そのほかの変更は、IT管理者向けのポリシー拡充、非推奨ポリシーの削除が中心だ。
セキュリティ関係の修正は、「Edge」固有の脆弱性が2件。
- CVE-2025-21399:Microsoft Edge (Chromium ベース) 更新プログラムの特権の昇格の脆弱性(Important)
- CVE-2025-21185:Microsoft Edge (Chromium ベース) の特権の昇格の脆弱性(Important)
加えて、「Chromium」がv132.0.6834.84へとアップデートされた。13件の脆弱性が修正されているので、できるだけ早いアップデートを心掛けたい。
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。