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個人向け「Gemini Code Assist」が無償提供、パブリックプレビュー開始

競合サービスの90倍多く使える“寛大な”利用制限も魅力

Google、個人向け「Gemini Code Assist」のパブリックプレビューを発表

 米Googleは2月25日(現地時間)、個人向け「Gemini Code Assist」のパブリックプレビューを発表した。グローバルで無償提供される。

 「Gemini Code Assist」は「Gemini 2.0」をコーディング用途に最適化したもので、パブリックドメインのすべてのプログラミング言語をサポートする。実世界でのコーディングのユースケースを数多く分析・検証しながら微調整を繰り返したとのことで、コード提案の質はかつてないほどに向上しているという。

 また、個人向け「Gemini Code Assist」は“寛大な”利用制限も魅力。競合の無償コーディングアシスタントが提供するコード補完は一般的に月間2,000回ほどだが、「Gemini Code Assist」は月間最大180,000回まで利用できる。同社は、もっとも熱心なプロ開発者であっても、この上限を超えるのは難しいだろうと自信を見せている。入力トークンのサポートはチャットで最大128,000となっており、大きなファイルの扱いも可能だ。

 「Gemini Code Assist」を利用するには、個人の「Gmail」アカウントが必要。クレジットカードの登録などは不要だ。対応する統合開発環境(IDE)は、「Visual Studio Code」やJetBrains社製IDEなど。「GitHub」リポジトリを扱える「Gemini Code Assist for GitHub」も提供される。

「Visual Studio Code」であれば拡張機能が用意されている