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Googleが「Gemini for Google Cloud」を発表 ～コーディング補助などを提供

エンタープライズレベルの生成AI「Gemini」を「Google Cloud」に統合

2024年4月11日 16:26

Google、「Gemini for Google Cloud」を発表

　米Googleは4月10日（現地時間）、「Google Cloud Next '24」で「Gemini for Google Cloud」を発表した。同社のジェネレーティブ（生成）AI「Gemini」に堅牢なセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー制御といったエンタープライズ用途で必須の機能を付与し、「Google Cloud」に統合したものだ。

「Gemini for Google Cloud」を構成するサービス

　「Gemini for Google Cloud」には、以下のサービスが含まれる。また、今回の発表に合わせ、一部で用いられていた「Duet AI」などの呼称は「Gemini」へブランド統一される。

  • Gemini Code Assist：コーディング支援AI「Duet AI for Developers」を発展させ、最新の「Gemini」モデルを活用。「Visual Studio Code」や「JetBrains」などのコードエディターで利用できる
  • Gemini Cloud Assist：アプリケーションのライフサイクルを設計、運用、最適化するのに役立つAIガイダンス
  • Gemini in Security：生成AIとチャットしながらインシデントとアラートをすばやく調査。構成ミスと脆弱性に関する重大で優先度の高いアラートを要約し、推奨される対策を提供することも
  • Gemini in BigQuery：データの分析にAIを活用。BigQueryからVertex AIへのシームレスな接続もサポート
  • Gemini in Looker：生成AIを利用してビジネスデータについてチャット。ノンコーディングでのビジュアライゼーションやレポート作成でビジネスの見通しを立てるのに貢献
  • Gemini in Database：データベースに関わることを生成AIで簡素化。自然言語でアプリケーションを迅速に構築することも

　なお、多くはまだプレビュー版という扱いなので注意したい。