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「Windows 11 バージョン 24H2」への更新を妨げる問題、1件解決 ~残りは5件
e-Learning環境「Safe Exam Browser」(SEB)の互換性問題が解決
2025年5月12日 07:50
米Microsoftは5月9日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」を適用すると「Safe Exam Browser」を開けなくなる問題が解決されたと発表した。適用されていたセーフガード措置も解除されている。
この問題は、「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードした環境でe-Learning環境「Safe Exam Browser」(SEB)が開かないことがあるというもの。v3.7およびそれ以前のバージョンを使用しているデバイスに影響し、当該バージョンには「バージョン 24H2」の提供・配信を一時中止するセーフガード措置が取られていた。
同社によると、この問題は「SEB」をv3.8およびそれ以降では発生しない。「バージョン 24H2」へアップグレードする前に「SEB」を更新すると、通常48時間以内にセーフガードが解除され、「バージョン 24H2」を受信できるようになるはずだ。もしセーフガードが解除されない場合は、開発元へ連絡し、解決策をチェックしてほしいとしている。
なお、執筆時現在、まだセーフガードが適用されている問題は以下の5件だ。
- sprotect.sys ドライバーを使用するアプリを持つデバイスが応答を停止する可能性がある
- cridspapo.dll を備えたディラック オーディオがある一部のデバイスでは、オーディオ出力が失われる可能性がある
- カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる可能性がある
- 「Easy Anti-Cheat」を使用している一部のデバイスは応答を停止し、ブルースクリーンエラーが発生する
- 「Intel Smart Sound Technology」ドライバーとの互換性の問題