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Oracle、「Java SE 7 Update 51」を公開

36件の脆弱性を修正。セキュリティを高めるための機能強化も

「Java SE 7 Update 51」

 米Oracle Corporationは14日(現地時間)、「Java Platform, Standard Edition(Java SE)」の最新版「Java SE 7 Update 51」を公開した。現在、公式サイトから無償でダウンロード可能。

 今回のアップデートは、Oracle製品の定例アップデート“Critical Patch Update(CPU)”の一環。「Java SE」で発見された36件の脆弱性が修正されている。うち34件は認証なしでリモートから悪用される恐れがあるため、同社ではなるべく早期のアップデートを推奨している。

 また、セキュリティを高めるための機能がいくつか導入されている。

 たとえばセキュリティスライダーが変更され、高セキュリティ設定(推奨値)ではマニフェストにPermissions属性がないアプレットの実行がブロックされるようになるなどの制限強化が行われた。新しい基準を満たさないアプレットは実行不可能となるが、ユーザーが許可するものに関しては“例外サイト・リスト(Exception Site List)”に登録することでこれまで通り利用することができる。

「Java SE 7 Update 45」の“Javaコントロール・パネル”の[セキュリティ]タブ
「Java SE 7 Update 51」の“Javaコントロール・パネル”の[セキュリティ]タブ

 なお、次回のアップデートは4月15日(現地時間)が予定されている。

ソフトウェア情報

「Java SE Runtime Environment 7(JRE 7)」Windows版
【著作権者】
Oracle Corporation
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Update 51(14/01/14)
「Java SE Development Kit 7(JDK 7)」
【著作権者】
Oracle Corporation
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Update 51(14/01/14)

(柳 英俊)