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3D地図ソフト「Google Earth」デスクトップ版が公開10周年、記念の新レイヤーが公開

世界の絶景を集めた“Earth View”のWebギャラリーと拡張機能も

「Google Earth」デスクトップ版が10周年を迎える

 米Google Inc.は、3D地図ソフト「Google Earth」デスクトップ版の誕生10周年を記念して、新しいレイヤー“Voyger”を追加したことを明らかにした。編集部にて最新版の「Google Earth」「Google Earth Pro」で動作を確認している。

 今回追加された“Voyger”レイヤーの初版は、世界各地のストリートビューから厳選した画像集“ストリートビュー”、世界有数の絶景をおさめた“Earth View”、都市をリアルな3Dで再現した“3Dの街並み”、衛星から送られてきた最新の画像を集めた“衛星画像”という4つのセクションから成っており、家に居ながらにして世界中を旅する気分が味わえる。

新しいレイヤー“Voyger”を追加

 なかでも注目は、昨年の“20%ルール”(勤務時間の20%を好きなプロジェクトに使えるGoogle社の社内ルール)の下で開発された“Earth View”だ。

 “Earth View”は「Google Earth」で閲覧できるもっとも幻想的・印象的な風景を集めたライブラリで、“earthview.withgoogle.com”で閲覧することが可能。閲覧した画像は、モバイルやデスクトップ向けの高解像度壁紙としてダウンロードすることができる。

 また、専用の「Google Chrome」用の拡張機能もリリースされている。これを利用すれば、新規タブページに“Earth View”に収録されている画像がランダムで表示することが可能だ。

Webギャラリー“earthview.withgoogle.com”
「Google Chrome」用の拡張機能「Earth View from Google Earth」

(樽井 秀人)