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北米航空宇宙防衛司令部、今年で60周年を迎えるサンタクロース追跡作戦を決行
クリスマスがモチーフのミニゲームやクリスマスにまつわるデータベースなども充実
(2015/12/24 20:15)
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD:North American Aerospace Defense Command)が毎年行っているサンタクロースの追跡作戦“NORAD Tracks Santa”(以下、NTS)が今年も実施され、公式Webサイトにてサンタクロースの追跡が開始された。
NTSは、1955年にNORAD(当時は中央防衛航空軍基地“CONAD”)司令長官のホットラインへ通じる番号が誤ってサンタクロースの電話番号として広告掲載され、子供たちからの問い合わせに対して司令官がサンタクロースの現在地を伝えたことがきっかけとなって始まった。以降、毎年クリスマスイブにサンタクロースの追跡作戦が実行されており、今年で60周年を迎える。
公式Webサイトではサンタクロースが地球上を疾駆する姿のリアルタイム配信が開始されている。3D状に描かれている地球上を駆け抜けるサンタクロースの勇姿を360度回転させて確かめることができる。
また、NTSのWebサイトにはクリスマスに関するコンテンツが多数掲載されており、Webブラウザー上で楽しめるミニゲーム、クリスマスにまつわる逸話やNTSに関する動画、クリスマスに親しまれている音楽などを楽しめる。NTSのWebサイトはデフォルトでは英語表記だが、右上のプルダウンメニューから日本語表記へ切り替えることも可能。
NTSはMicrosoftなどがスポンサーを務めており、Windows 10では、標準Webブラウザー「Microsoft Edge」からアクセスすると利用できる特別コンテンツが用意されている。さらに、パーソナルアシスタント“Cortana”を使えば“サンタは今どこ”などと尋ねることでサンタクロースの位置を確認することも可能。そのほか、Windows/iOS/Android向けに公式アプリも用意されている。
そのほか、2011年までNTSに協力していたGoogleも、単独でサンタクロースの追跡を試みている。Webサイト“Google Santa Tracker”ではミニゲームやクリスマスにまつわる読み物、動画などを楽しめるほか、サンタクロースが今どこでプレゼントを配っているのか確認できる「Google Chrome」向け拡張機能やAndroid向けアプリなどを提供中。