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文字起こしテキストの編集に連動して動画をトリミング ~「Clipchamp」に新機能

タイムラインの操作いらずで編集効率が大きく向上

新しいトランスクリプトベースの動画編集機能が「Clipchamp」に

 米Microsoftは6月12日(現地時間)、動画編集アプリ「Clipchamp」に新機能を追加したと発表した。「Clipchamp」にはAIを用いて発言をテキストに書き起こすトランスクリプト機能が備わっているが、そのトランスクリプトから不要なテキストをカットすることで動画をトリミング(削除)できるようになるという。

 これまでそうした作業を行うには、トランスクリプトのテキストを見ながらタイムライン機能で動画の当該部分を指定し、不要な部分を選択してトリミングする必要があった。しかし、本機能があればトランスクリプトテキストの編集がそのまま動画にも反映される。タイムラインの操作は不要だ。

タイムラインの操作は不要、トランスクリプトテキストの削除がそのまま動画トリミングに反映される

 同社は、この機能を以下の用途に活用できるとしている。

  • 会議の録画を編集:参加者と議事録動画を共有する前に、トピックから外れた議論などをすばやくカットする
  • ウェビナーやプレゼンテーション:無駄な言葉をカットしたり、長いQ&Aセッションをトリミングして、動画で伝える情報を圧縮できる
  • ポッドキャスト:何時間も映像に目を通さなくても、ミスの編集や長いディスカッションをカットできる

 新しいトランスクリプトベースの動画編集機能は、2025年6月よりビジネス向け「Clipchamp」に導入される。個人ユーザーへの展開も行われる予定だ。