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「Edge 137」で強化されたピクチャー・イン・ピクチャー機能とは?
ビデオをデスクトップ隅で楽しみながら他のことができて便利
2025年6月13日 06:45
先日リリースされた「Microsoft Edge 137」では、ピクチャー・イン・ピクチャー機能が改善された。従来のピクチャー・イン・ピクチャー機能は他のブラウザーに比べてシンプルな作りで、機能不足に感じられることも少なくなかったが、それが解消されている。
ピクチャー・イン・ピクチャー(Picture-in-Picture、PinP) は、「YouTube」などの動画サイトで再生しているコンテンツを、デスクトップ隅のミニウィンドウで楽しめるようにする機能。TVなど番組を複数同時に試聴する方法としておなじみだが、PCでは動画を視聴しながら他のタブを閲覧したり、オンラインミーティングを表示しながら別の作業をしたりするときに便利だ。
「Edge 137」ではPinPミニウィンドウのメディアコントロールが強化されており、マウスカーソルをあわせると一時停止、再生、スキップ再生(10秒早戻し、10秒早送り)などのボタン類が表示され、ビデオ再生を簡単に調整できる。また、スライダーを操作して再生箇所を移動(シーク)したり、音声をミュート(無音化)することも可能。「Edge」の設定ページへアクセスするボタンも設けられている(後述)。
このミニウィンドウはデスクトップ最前面に表示され、他のアプリに隠れてしまうことがないため、他の作業をしていてもビデオの試聴を継続できる。好みの場所へ動かしたり、サイズを調整することも可能だ。
ちなみに、「Edge」でPinPを有効化するにはいくつかの方法がある。
- ビデオフレームのピクチャー・イン・ピクチャーコントロールを利用する:コンテンツ上に表示されるフローティングバーで[ピクチャ イン ピクチャ]コマンドを選ぶ
- 「Edge」のツールボタンを利用する:ビデオを再生するとツールバーにあらわれる[音楽やビデオなどを制御する]コマンドを選び、ポップアップにある[ピクチャ イン ピクチャを開始]コマンドをクリックする
- ビデオコンテンツの右クリックメニューを利用する:コンテンツを右クリックして、[ピクチャ イン ピクチャ]コマンドを選ぶ。「YouTube」などでは独自の右クリックメニューが実装されていることがあるが、右クリックを2回行うとWebブラウザーネイティブのメニューにアクセスできる
1の方法に関しては、邪魔であれば前述の「Edge」設定ページで無効化可能だ。