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悪用の報告があるGPU/ANGLEのゼロデイ脆弱性に「Microsoft Edge」も1日遅れで緊急対策

v138.0.3351.95がリリース

「Microsoft Edge」v138.0.3351.95

 米Microsoftは7月16日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v138.0.3351.95を安定(Stable)チャネルでリリースした。以下の脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

  • CVE-2025-6558:Incorrect validation of untrusted input in ANGLE and GPU
  • CVE-2025-7656:Integer overflow in V8
  • CVE-2025-7657:Use after free in WebRTC

 深刻度の評価はいずれも「High」にとどまるが、GPUおよびグラフィックスライブラリ「ANGLE」で信頼できない入力の検証が不正確な欠陥「CVE-2025-6558」に関してはすでに悪用の報告があるとのこと。一刻も早いアップデートをお勧めする。なお、本脆弱性は「Google Chrome」でも修正済みだ。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。