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「Visual Studio」のコーディング支援AI、既定モデルが「GPT-4o」から「GPT-4.1」に

利用できるモデルも拡充、「GitHub」の新しい課金モデルに合わせたUI更新も

公式ブログ「Visual Studio Blog」

 統合開発環境「Visual Studio」のコーディング支援AI「GitHub Copilot」で、既定のAIモデルが「GPT-4o」から「GPT-4.1」へ変更されるとのこと。米Microsoftが6月25日(現地時間)、公式ブログ「Visual Studio Blog」で明らかにした。

 同社のテストによると、「GPT-4.1」の採用でパフォーマンスの大幅な向上が実現されたとのこと。応答が速くなるだけでなく、提案の質が高まり、生産性が改善される。

 また、利用可能なAIモデルも拡充された。現在利用できるモデルは、以下の通り。

  • Claude Sonnet 4
  • Claude Opus 4
  • Claude Sonnet 3.5
  • Claude 3.7 (non-thinking and thinking)
  • OpenAI o3 mini
  • Gemini 2.0 Flash
  • Gemini 2.5 Pro

 また、モデルの選択がスティッキー、つまりスレッド間で選択が保持されるようになったのもうれしいポイントだ。モデルの有効化と切り替えも簡単になり、利用中のプランで提供中だがまだ有効になっていないモデルがあれば、モデルピッカーにプロンプトでそれが案内されるようになった。

利用中のプランで提供中だがまだ有効になっていないモデルがあれば、モデルピッカーにプロンプトで案内

 そのほかにも、「プレミアムリクエスト」などを導入した「GitHub」の新しい課金モデルに合わせたアップデートも行われているとのこと。たとえば、「Visual Studio」右上にある[Copilot]バッジからアクセスできる新設の「Copilot Consumptions]パネルでは、チャットやインライン提案などで消費した「プレミアムリクエスト」の数を確認できる。サブスクリプションの更新などもここから可能だ。

新設の「Copilot Consumptions]パネル

 このような「Visual Studio」の改善は、「Visual Studio Hub」で随時紹介されるとのこと。気になるアプリ開発者はぜひチェックしておきたい。