ニュース

「Microsoft フォト」にAI自動分類、スクショや領収書、メモを大量の写真からサルベージ

「Copilot+ PC」限定

同社のブログ

 米Microsoftは9月25日(現地時間)、「Microsoft フォト」アプリのアップデートを発表した。AIで写真を自動でカテゴリーに分類する機能が導入される。

 スマートフォンのカメラでメモをとったのに「カメラ ロール」フォルダーにある大量の写真に埋もれてしまい、探すのが大変だった……といった経験をしたことはないだろうか。AIによる自動カテゴリー分類はそうした場合に役立つ機能だ。写真コレクションを走査して特定カテゴリの写真を探し出し、あとから見つけやすいように分類してくれる。

 本機能はNPUを搭載した「Copilot+ PC」限定で、今のところ以下の4つのカテゴリーがサポートされる。

  • スクリーンショット
  • 領収書
  • 身分証明書
  • メモ

 それぞれのカテゴリーには、画面左側のナビゲーションペインからアクセス可能。検索バーで探すこともできる。手動でカテゴリーを変更したり、フィードバックを提供することで、精度を向上させることもできるという。

 なお、AIモデルは画像の言語に関係なくドキュメントの種類を識別できるため、たとえばハンガリーのパスポートは、テキストが英語でなくても「パスポート」に分類される。

 本機能は「Microsoft フォト」v2025.11090.25001.0およびそれ以降で利用可能。そのほかにも、Snapdragon、AMD、Intelを搭載した「Copilot+ PC」で
超解像が利用できるようになった。利用にはAIモデルパッケージが必要だが、初回利用時にダウンロードを促すメッセージが表示されるので、それに従えば自動でセットアップされる。