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Google、画像生成AI「Nano Banana」を「レンズ」や「NotebookLM」にも統合
間もなくスマートフォン向けの「フォト」アプリにも導入へ
2025年10月14日 11:30
米Googleは10月13日(現地時間)、「Google 検索」と「NotebookLM」に「Gemini 2.5 Flash Image」(Nano Banana)を導入したと発表した。間もなくスマートフォン向けの「フォト」アプリにも導入されるという。
「Nano Banana」は、今年8月に発表されたGoogleの最新画像生成AIモデル。画像の特定のキャラクターの特徴を保ったまま、表情や服装を変えたり、指定した箇所の画像編集もできる。AIのフィギュア化などに活用され、SNSで話題を呼んでいるほか、「Google スライド」や「Google Vids」といった「Google Workspace」製品への導入も進んでいる。
Google 検索
「Google 検索」では、スマートフォンのカメラで写した被写体がなんなのかを教えてくれる検索機能「Google レンズ」で「Nano Banana」が活用される。バナナをあしらった新しい画像作成(Create)コマンドで編集モードへ移行すると、スマホのカメラで撮影した写真やギャラリーにある写真をもとに、言葉で「Nano Banana」に写真の加工を依頼できるようになる。
手元にピッタリの写真がなくても、それに近い写真を「Nano Banana」で編集して「Google レンズ」の画像検索にかければ、自分のイメージに合う写真や商品に出会うことができるだろう。
この機能はiOS/Androidの「Google レンズ」アプリで利用できる。
NotebookLM
AIノートブック「NotebookLM」では、動画概要(Video Overviews)で「Nano Banana」が利用されるとのこと。
「NotebookLM」の動画概要は、ノートにまとめられたトピックを音声付きで解説するビジュアルスライドを生成できる機能だが、「Nano Banana」の導入により、スライドのスタイルを水彩画やアニメといった6種類から選べるようになる。トピックにあったスタイルへ加工すれば、コンテンツがより魅力的になるだろう。