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「Android Studio Quail 4」が安定版に ~「Gemma 4」ローカル実行、23種の開発“スキル”

ソースコードを外に出さない“オフラインAIコーディング”が可能に

「Android Studio Quail 4」が安定版に

 米Googleは9月1日(現地時間)、「Android Studio Quail 4」(バージョン2026.1.4)を公開した。Androidアプリを開発するためのオフィシャル開発環境「Android Studio」の最新安定版で、「Quail」系列は今回が最後の安定版リリースとなる。

 「Quail 4」の目玉は、Androidアプリ開発のための「スキル」(Android skills)の標準搭載と、ローカルモデル「Gemma 4」の統合だ。「Gemma 4」を利用すれば、ソースコードを外に出さない“オフラインAIコーディング”が可能になる。主な改善点は以下のとおり。

  • 「Android skills」を標準搭載:Androidを開発するチームが監修した“スキル”23種類がプリロードされた。オープン標準の「agent skills specification」に準拠したモジュール式の指示セットで、複雑なAndroid開発の手順をLLMに案内する。プロンプトを解析してインストール済みスキルのメタデータと照合し、関連性の高いものを自動的に呼び出す仕組み。ビルドの更新に使う「Android Gradle Plugin(AGP)9 Upgrade」、パフォーマンス調査の「Android Profiler」、「Navigation3」、画面サイズへの対応を支援する「Adaptive」などが用意されている。独自スキルの作成も可能なほか、設定画面のトグルで一括無効化もできる
  • 「Gemma 4」のローカル統合:同社のオープンモデル「Gemma 4」をネイティブ統合。サードパーティ製ツールを手動でセットアップしなくても、AIによるコード支援を利用できる。軽量な推論エンジンを内蔵しており、利用するモデルを選ぶと、ダウンロード・検証・更新を自動で行ってくれる。ツールの呼び出しにも対応するため、複数ファイルにまたがるリファクタリングを完全にオフラインで実行可能。ソースコードがローカルマシンの外へ出ることはなく、トークンの割り当て制限にも縛られない
  • 並列エージェントのUX改善:エージェントの回答に現れるクラス名・関数名・メソッド名・ファイルパスが、自動的にハイパーリンクとして表示されるように。「Recent Chats」パネルにはステータス表示が加わり、ツールの実行中はスピナー、入力待ちは赤、バックグラウンド処理の完了は青のバッジで示される。複数手順のタスクが終わると「Task」と「Walkthrough」が「Summary of Changes」タブへ統合され、変更を適用する前に差分をまとめて確認できる。推論モデルの思考過程も、折りたたみ可能なブロックへ整理された
「Recent Chats」パネルで並列エージェントの進行状況を確認できる

 「Gemma 4」は、エージェントのモデルセレクターなどから利用可能。最小構成のモデルはメモリ12GBから動作するが、快適に使うには32GB以上が推奨されている。開発マシンにある程度のスペックが必要となるが、サブスクリプションの契約やクレジットの購入なしで利用できる点も魅力だ。

設定画面で利用する「Gemma 4」モデルを選択・ダウンロードできる

 もちろん、より強力なモデルを利用したい場合は、「Google AI Studio」のAPIキーで「Gemini 3.7 Flash」などを利用したり、AnthropicやOpenAIといった他社のAPIキーを利用したりすることもできる(BYOK:Bring Your Own Key)。

 「Android Studio」は現在、開発者向けWebサイト「Android Developers」から無償でダウンロード可能。対応OSはWindows/macOS/Linux/Chrome OSとなっており、Windows向けは64bit版のWindows 10以降で利用できる。すでに利用している場合は、内蔵アップデーターで更新することも可能だ。

ソフトウェア情報

「Android Studio」
【著作権者】
Google LLC
【対応OS】
Windows/macOS/Linux/Chrome OS
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Quail 4(2026.1.4)(26/09/01)