NEWS(10/12/06 19:00)

AVGシリーズの不具合で64bit版Windowsが起動不能になる問題の自動復旧方法が公開

「AVG Rescue CD」を利用して自動修復可能

「AVG Rescue CD」「AVG Rescue CD」

 (株)コージェンメディアは6日、同社が日本語版を提供しているセキュリティソフト“AVG”シリーズで発生している不具合からPCを復旧する方法の最新版を、本ソフトの日本語公式サイトで公開した。当初公開されていた復旧方法よりも、非常に簡単になっている。

 本不具合は、v10.0.1170のウイルス対策エンジンを搭載する“AVG”シリーズで、2日付けのアップデートプログラム“3292”を適用したのちにPCを再起動すると、一部の環境でPCの再起動が繰り返され、正常に起動しなくなるというもの。

 同社によると、リカバリーCD「AVG Rescue CD」を利用してPCを起動することで、自動修復が可能とのこと。復旧が終わるとPCが自動で再起動し、Windowsが利用可能になる。あとは、Windowsの起動後に“AVG”のメイン画面からソフトのアップデートを行えば作業は完了だ。詳しい手順については、下記リンクにある説明ページを参照してほしい。

 なお、「AVG Rescue CD」はISO形式で配布されており、利用には別途CD-Rの書き込みが行えるPCと書き込みソフトおよび空のCD-Rメディアが必要。書き込みソフトは、Windows 7の場合はOSに標準添付されているものを利用できる。それ以外の場合は、「InfraRecorder」などのソフトを利用すればよいだろう。

Windows 7標準の「Windows ディスク イメージ書き込みツール」Windows 7標準の「Windows ディスク イメージ書き込みツール」

「InfraRecorder」。実行ファイルやショートカットファイルへISOファイルをドラッグ&ドロップするのが簡単だ。「InfraRecorder」。実行ファイルやショートカットファイルへISOファイルをドラッグ&ドロップするのが簡単だ。

(柳 英俊)