NEWS(10/12/22 17:09)
暗号化機能やパスワードマネージャーを搭載した「Kaspersky PURE」のβ版を公開
統合セキュリティソフトに履歴・暗号化対応のファイルバックアップ機能などを統合
(株)Kaspersky Labs Japanは21日、同社製の統合セキュリティソフト“Kaspersky”シリーズの最新版となる「Kaspersky PURE」のベータ版を2011年2月28日までの期間限定で公開した。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、テストおよび評価目的での利用に限り30日間試用可能。現在、同社のフォーラムからダウンロードできる。
「Kaspersky PURE」は、同社製の統合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security」の機能を大幅に拡張した統合セキュリティソフト。従来のウイルス対策やフィッシング対策、ファイアーウォール機能に加え、ファイル暗号化機能やパスワードマネージャー、ファイルバックアップ機能が統合されている。
ファイル暗号化機能では、暗号化用の仮想ドライブを使ってファイルを暗号化する仕組み。暗号化用の仮想ドライブへ保存したファイルは本ソフト上から指定することで暗号化され、同時にドライブ自体がシステムから見えなくなる。本ソフトからパスワードなどを入力して復号すると再び仮想ドライブが表れ、ファイルを取り出せる。
パスワードマネージャーは、IEや「Firefox」「Google Chrome」などで利用するパスワードを暗号化して一元管理できる。IEや「Firefox」「Thunderbird」などのパスワード管理機能で管理しているパスワードをインポートして一元管理できるほか、マスターパスワードの代わりにUSBデバイスやBluetoothデバイスを利用することも可能。また、本機能のポータブル版を作成してUSBメモリなどで持ち歩くこともできる。
バックアップ機能では、デスクトップや“マイ ドキュメント”、ローカルドライブなどにあるファイルを、動画・画像・音声・ドキュメントといったカテゴリーを指定して定期的にバックアップすることが可能。バックアップ先にリムーバブルドライブやネットワークドライブ、FTPサーバーを指定できる。さらに、更新されたファイルをバックアップする際は過去のファイルを指定した世代分バックアップしておくことが可能なほか、暗号化バックアップにも対応している。
- 【著作権者】
- (株)Kaspersky Labs Japan
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- ベータ版フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.1.0.124(10/12/21)